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神戸の街のイメージが
凝縮されたチェック柄
『神戸タータン』

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タータンとは、縦と横の色と配列が同じ正方形のチェック柄で、発祥の地、スコットランドにおける地域ごと(ディストリクト・タータン)や氏族ごと(クラン・タータン)に決められ た柄として、19世紀に確立したものです。

そのスコットランドとゆかりのある神戸で、神戸開港150周年を記念して2016年に生まれたのが、「神戸タータン」です。 神戸のイメージカラーを凝縮したタータンで、“神戸の海のブルー”“街に多く見られる白亜の建築物や真珠の白” “ポートタワーや神戸大橋の赤”“都会のアスファルトのグレー” “六甲山の緑”の5色を、チェック柄で表現したものです。一時的なキャンペーンやブームで終わるものではなく、市民から広く長く愛されるシンボルとして産官学が一体となり、神戸の人々の寄りどころとなるもの、アイデンティティを作りたいという思いで推進されています。

本企画の製品化にあたり、神戸タータン協議会さんを通じて手配した既製の生地を専用の試験機(左の画像)(上の画像)にかけて耐久試験を行ったところ、カリモクの椅子張り耐摩耗基準に対しては合格ラインをクリアできませんでした。

既製の生地の中でも、摩耗性に優れた用途の物を手配していただいたのですが、カリモクが定める試験基準が高いこともあり、平面摩擦試験では規定回数に達する前に穴が開いてしまいました。

そこで、取引先の生地メーカーに依頼し、より耐久度を高めた椅子張り用生地を、神戸タータン柄で新規で織ってもらいました。

神戸タータンを製織するのに、一番慎重に行わないといけない工程は整経作業です。整経とは、必要な本数の経糸(タテ糸)を、長さを揃えてビームという織機のパーツに巻き付ける工程です。このチェック柄は、経糸に色の違う複数の糸を使うため、デザインどおりに経糸を配列する縞整経が必要で、大変苦労する工程です。

織り上がった最終サンプルの確認。微妙な色の濃淡などをサンプルで確認して、最終的に製品として織り上げる生地を決定しました。

その後、ようやく織り上がった神戸タータン柄の生地を前に、どのように柄取りや柄合わせをして縫製するかなど、多くの打ち合わせを重ねていきました。

シートとモタレ表面に施すキルティングは、通常は自動ミシンで機械が行っていますが、今回はタータン柄を綺麗に仕上げるため、人の手で丁寧にミシンをかけています。

背もたれの横と上部分は、入選者おまゆさんのアイデア「空のブルー」を忠実に再現して、無地にしています。

最終的に、試作を関係者が集まりチェックし、細かな修正を経てようやく完成しました。

地元でも広く親しまれているタータンチェック。ご当地愛溢れる特別なKチェアをお楽しみいただけたらと思います。