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COLUMN

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DIALOGUE

カリモク60を使って学ぼう

インテリアスタイリングのアイデアを伺いました。

自分らしい1人の部屋づくりから、
自分たちらしい2人の部屋づくりへ……。
インテリアスタイリストの作原文子さんがつくる、
暮らしの変化も楽しく取り込んだインテリアコーディネートを通して、
家具の置き方、収納、デコレーションについて教えていただきました。

scene 01: 1人暮らしの部屋づくりのヒント

使い道の広い「Kチェア」2シーター、「リビングテーブル」小をメインにした、男性の1人暮らしの部屋。家具のサイズ・色など、部屋づくりの土台となる要素がたくさん含まれている。

  • A
    1シーターより2シーターのほうが、
    使い道が広がる。
    1人暮らしでは1シーターを買いがちだが、実は1シーターは1人しか座れない“贅沢品”。2シーターなら、脚を投げ出したり、友だちが遊びにきたときに座ってもらったりできる。
  • B
    メインの家具は、
    ベーシックカラーを選ぶ。
    ソファのように色を印象付けるものは、落ち着きあるベーシックな色を選ぶと、他のアイテムと調和しやすい。グラデーションで色合わせをすると自然にまとまります。ビビッドな色はポイントで使うと効果的。
  • C
    もとの用途とは違う使い方をすると、
    自分らしさが出る。
    ユーズドの学校机をサイドテーブル代わりに、棚には靴、医療用ボトルにコーヒー豆……と、使い道の幅を広げると面白くなる。収納は、隠すより見せたほうが自分らしさにつながる。
scene 02: 2人暮らしの部屋づくりのヒント

1人暮らしのときに使っていた「Kチェア」2シーター、「リビングテーブル」小に、「Kチェア」1シーターとコンパクトなダイニングセットになる「Dチェア」「Dテーブル」を追加して、2人暮らしがスタート。

  • A
    ソファや棚は、壁付けにしないことで
    “奥行き”が生まれる。
    家具はつい壁際に配置したくなるが、あえて空間の真ん中に置くことでシーンを区切ることができる。家具のサイドや背面など、いろいろな表情も見え、空間により奥行きを感じることができる。
  • B
    壁に額を飾ると、
    “暮らし”がちゃんとする。
    アート作品でなくてもよいので、お気に入りのポスターや雑誌の切り抜きなどを自由に飾ろう。ポイントは額に入れること。額があることで、空間がワンランクアップする。
  • C
    ガラスビン、ガラス製品を
    意識して取り入れる。
    窓からの光を活かし、ガラス製品やガラス扉の棚を置くと、光がすけて明るいイメージに。思い出の雑貨など、自分にとっての宝物をガラスの器にいれて飾ってもよい雰囲気に。
作原文子Fumiko Sakuhara

インテリアスタイリスト

1996年に独立。主に雑誌、カタログ、CM、ディスプレイなどのスタイリングを中心に活動。様々な分野の人々との交流で作り上げる自身のプロジェクト、mountain morningの活動も続けている。

Text:
Naoko Tanabe
Photo:
Hiroshi Nakayama